令和5年度県総会・忘年懇親会が藤沢で開催されました
12月2日(土)湘南鎌倉クリスタルホテルにおいて令和5年度県総会・忘年懇親会が開催され本地区からは7名が参加しました。令和6年度は本地区が担当地区となります。会員の皆様のご協力をお願いします。令和6年12月7日(土)二宮神社報徳会館(小田原駅から徒歩13分)を予定しています。
以下「全体研修会・総会懇親会」の様子をご報告します。
〇「全体研修会」17:00~18:10
森田淳悟先生に代わり、野球部監督古城隆利先生の講演となりました。考え方や持っている技術も異なる290名の部員個々にどうアプローチしているかの具体や、企業経営にも通じる組織マネジメントなど、先生のこれまでの苦労話も交え、時折涙も浮かべながら、部の変革・革新(イノベーション)について熱く語っていただきました。(以下講演の要旨を報告します。感想は会長の私的なものであることをご了承ください))
・テーマは「日体大野球部悪しき体育会からの脱却」
・上級生が下級生にお弁当を作らせ持参させている光景、始球式で投げたボールを部員が「打っちゃえ!」の声を浴びせた光景、寮生活でのルール違反等々、これらの光景を見て愕然とした。大きな失望でもあった。この時、部を根底から変えなければいけないと痛感した。
・態度が大きくなる先輩から、4年生が一番頑張るチームへの変革(嫌がられる先輩から尊敬される先輩へ)。
・上級生には組織のリーダーであることを日々伝えている。
・寮生活の整備や改革も行った。
・雑誌や経済誌、機関誌などのお題から全員が感想文を書き、全部員ランダムの4人一組で発表し合う勉強会も定期的に行っている。
・290名の部員が在籍し、試合に出られない部員も皆役割を持っている。側面からチームを支える役割を担う。そのことによってチームとしての団結力の高まりや、個々の部員に責任感も生まれる。
・1年生には負担軽減を図り、まず部活や学業などに専念できる環境をつくる。
・Tシャツ、短パンでの練習も可とした。
・地域の祭りの準備、野球教室の開催、地域清掃など地域貢献活動の実施。
・根底にある理念は「人間力野球」…勝つにふさわしい人であり、勝つにふさわしいチームであること
講演を聴いている中で、生活と勝敗は密接に関わり合っていること、現在の首都大学リーグ3連覇の陰には技術の向上は勿論、生活面(丁寧な生活、生活環境の整備、コンディションの維持)の向上があることなど、児童・生徒指導や部活動指導などでも役立つ講演内容でした。会員の皆様もぜひ春や秋に平塚相石スタジアムに足を運び、母校の応援をしながら古城先生の理念の一端を覗いてみてはいかがでしょうか。
〇「総会・忘年懇親会」18:30~20:30
時間通りに開始され総勢80名の参加者でした。現役学生の保護者会会長さんも参加しておられました。大学の受験日と重なり理事長・学長は欠席でした。
依然コロナも予断を許さない状況下であるため、肩を組んでの校歌や寮歌を唄うことは行いませんでした。湘南地区の各係の皆様からの親切な対応がとても心地よく感じられました。
最後に次年度の開催地を代表して会長から二宮神社報徳会館は二宮金次郎を祀る130年の歴史や由緒ある神社会館であること、小田原城をぜひご覧くださいと西湘地区をPRしたあと、会が閉会しました。
次年度も心を込めた温かい「おもてなし」ができるように、皆さんで頑張っていきましょう!